KOTEC フロントイメージ
Home » 技術資料 » ノッキング » デトネーション

デトネーションとプレイグニッション、ノッキングについて




■ デトネーショ
(デトネイション)(爆轟・異常燃焼)
 デトネーション(爆轟)がノック(ノッキング)と混同されたり、同じ意味に使われる場合があります。

 デトネーションとは、火炎の伝播速度が音速を超える爆轟現象を指します。 衝撃波によって、異常燃焼が発生する状態の事です。

 デトネーションが発生すると通常の爆燃より高温高圧になり、一般のエンジンでは長時間耐えられません。
 温度や圧力による直接ダメージもありますし、衝撃波が燃焼室の断熱層(気体による保温層)を壊すことによるピストンやシリン ダーの溶解もあります。

 このデトネーション現象を利用したエンジンがパルスデトネーションエンジン PDE です。 パルスデトネーションエンジンは、燃焼をデトネーションによって行う事で理論的に高効率になるとされています。

通常の爆燃とデトネーション(爆轟)の違い

(注:大きな音が出ます)
UTアーリントン空気力学研究センター PDEテストより

■ プレイグニッション(早期着火)
 スパークプラグによる点火以前に燃焼を開始してしまう現象です。
  低質やオクタン価の低いガソリン、燃焼室内のオイル燃焼生成物(堆積したカーボンなど)が高温になり、プラグで点火する以前に混合気に引火することにより 発生します。 正常な点火時期以前に燃焼を開始してしまうため、ノッキングの発生原因となります。 熱価の合っていないプラグの異常加熱により発生する事もあります。 これらの現象は適切な燃料や整備により回避する事ができます。

 


・このページは、技術内容について紹介したものです。
・ご質問にはお答えできませんのでご了承ください。
・KOTEC は記載内容や結果、情報の利用によって生じる損害について補償できません。
・記載されている会社名、製品名は各社様の登録商標または商標です。
・文章や写真、図の無断転載はご遠慮ください。 参考文献
・引用の際は出典を明記して下さい。(リンクはご自由にどうぞ)

KOTEC 技術資料
ページ作成日 : 2009/07/19