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ノックセンサーの種類



 エンジンノッキング時には、異常燃焼と共に衝撃波も加わるため、通常よりエネルギーの高い特定の周波数成分を持った音圧が発生します。
 ノッキング中のエンジンからは、一般に「キンキン」や「チリチリ」と言われるノッキング音が発生します。

  このノッキング音を取得するのが、ノックセンサーです。

 ノックセンサーは大きく分けて、「共振型」と「非共振型(フラット型)」があります。

共振型ノックセンサー

nonresonant_knock_sensor.jpg 

 固有の振動に対する共振周波数を持っており、設計された周波数の振動を受けると信号が出力します。

1.古くから存在する形式のセンサーです。
2.機械的に共振する構造のために、ショックや経年変化に対して敏感です。
3.決められた周波数の振動を一定レベル以上検出すると出力します。
4.シリンダー径の変更、温度変化などによるノック周波数のずれに追従できません。
5.機械的な振動により検知するため、反応は遅くなります。
6.出力が「ノックしている・ノックしていない」の二段階のために、ノックレベル(ノックの強弱)の検出が困難です。
7.エンジンの設計(ノッキング周波数)に合わせたセンサーが必要で、完全な純正車両に対応します。


非共振型(フラット型)ノックセンサー

knocksensor1.jpg
フラット型ノックセンサー

 フラット型ノックセンサーは内蔵の圧電素子により振動を電圧に変換します。
 エンジンの種類や仕様に関係なく、様々なノック周波数やレベルに対応する事ができます。

1.周波数に対する出力レベルがほぼ一定です。
2.ノック音成分含むあらゆるノイズ成分も同時に出力します。
3.バンドパスフィルター(イコライザー)による周波数の選別が必用です。
4.高度な入力レベルの管理が必用です。
5.電子回路による高速な処理が必用です。
6.ノッキングする可能性のあるタイミング(ノックウインドウ)だけを抽出する必要があります。

 フラット型ノックセンサーは全域の周波数成分を単純に出力するだけですので、ノック検知性能は外部制御回路に依存します。そのために、センサーの性能を発揮するには高度な制御用電子回路が必用です。

knocksensor2.jpg
フラット型ノックセンサーその他の形状

 フラット型ノックセンサーは製造メーカーに関わらず形状が類似しています。

(外観から判断できない場合や、ワイドバンド型でも出力特性が異なる場合があります)


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ページ作成日 : 2009/07/19